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ペニス―ツマン VS 2016年春アニメキャラ その4

鬼斬』の姫君・静御前義経
双星の陰陽師』焔魔堂ろくろと化野紅緒。
 怪異の討伐者達とペニスーツマンが「晴風」の甲板の上で向かい合っていた。
「おちんちんをいじりまくってしまったのか????おちんちんを???いじりまくって???しまったのか????????」
「い、いじってねーよっ!」
 開幕早々に煽られたろくろが犬歯を剥き出しに吠える。
 傍らの相方を呆れた眼差しで見下しながら、紅緒が四種の霊符を取り出した。
「豪腕符・金剛符・韋駄天符・星動読符……陰陽呪装……」
 紅緒は狐面を被りながら
「砕岩獅子急急如律令……鎧包業羅急急如律令……飛天駿脚急急如律令……来災先観急急如律令……」
 静謐な声で詠唱し、攻撃力・防御力・敏捷力・先読みの強化という四つの呪装をその身に宿していく。
「祓い給え! 清め給え! 急急如律令っ!!!」
 ろくろもまた黒い霊符『星装顕符』を用いて、ケガレ堕ちした異形の右腕を解放した。
「バフかけまくりですねー。MMORPG発端のアニメとしては、負けていられませんっ!」
「負けずにこちらもやるとしよう!」
 呑気に言いながら、静御前義経が各々の武器を天に掲げ
「『弓気錬成(きゅうきれんせい)』!」
「『斬気錬成(ざんきれんせい)』!」
 二人の身体に光が満ちていき、各々の武器の威力が上昇していく。
「援護を……して!」
「いざ参るっ!」
 近接戦闘を得意とする紅緒と義経が一直線にペニスーツマンの元へと駆け出した。
「み恵みを受けても背く敵(あだなえ)は……篭弓羽々矢(かごゆみははや)もてぞ射落とすっ!」
「おぉ! かっこいい呪文ですっ!」
 隣ではしゃぐ静御前を無視しながら、ろくろは右手に握り締めていた石礫をばら撒いた。
「『ザーメンとりもち』っ!」
「『烈空魔弾』! 急急如律令っ!!!」
 ペニスーツマンが射精した粘着性の精液の塊を、呪力(しゅりょく)が込められた石礫が薙ぎ払う。
「ではわたしも援護を……『呪怨矢』っ!」
 状態異常を引き起こす呪いの矢が、ペニスーツマンに突き刺さった。
 移動速度低下により動作が鈍ったペニスーツマンへと、紅緒と義経が迫り来る
「合わせろ……合わせなさいっ!」
「ぬぅ、偉そうに」
 文句を言いながらも義経は大太刀を構え、紅緒と共にペニスーツマンへと突貫する。
「……『十六夜彼岸の舞』」
「何のぉ、『包茎ガード』!」
 目視できぬ程のスピードで、二振りの霊剣と大太刀による剣舞がペニスーツマンを襲撃する。四種の呪装を施した紅緒のスピードに、義経は『神喰い』との戦いの中で培った経験則をもって後追いしていく。
 ペニスーツマンは亀頭部の皮を引っ張り上げ防壁とすることで、剣戟を防ごうとする。
「しゅきしゅきだいしゅき~」
 皮一枚の守りはさほど意味を成さなかった。
 剣戟の嵐に身を切り刻まれながら、ペニスーツマンが曖昧な声をあげる。
「とどめだっ!」
 義経の声に合わせるように、紅緒が天高く跳躍した。
「……『鏡花落月断』っ!」
「『聖光煌閻斬』!!!」
 紅緒が二振りの霊剣を束ねて振り下ろし、極大の斬撃を上空から繰り出し
 義経が聖なる輝きを纏った一閃を、横一文字り斬り払う。
 陰陽師鬼斬の姫君、二つの『奥義』がペニスーツマンを十文字に引き裂いた。
「晴風」の装甲を捲りあげ、ペニスーツマンが錐揉み回転しながら吹き飛んでいく。
「よっしゃあ!」
「3分の尺に収まるくらいアッサリと倒せましたねぇ」
 横たわるペニスーツマンを見下ろしながら、ろくろと静御前が安堵した直後のことであった。
「今日もさかこ頑張ってくぞオイ!」
 突如、ペニスーツマンが飛び上がり、高らかに宣言した。
「まだ祓えて……ない!?」
「馬鹿な!? あれ程の攻撃を受けて?」
「オイオイオイ!!さかこさかこさかこ!!うんこぶりぶりぶりぶり!!レイプ!」
 狂ったような言葉を垂れ流すペニスーツマンに圧倒され、二人はただ呆気に取られて見ていた。
 その瞬間であった。
 ペニスーツマンがワイシャツを肌蹴させ、自らの乳首を露出させた。
「『まんこ破壊光線』!!!!」
 突如、ペニスーツマンの乳首から二条の桃色光線が放射された。
「あ、ぐ、アァァァァッッッ!?」
「何が起き、ガァァァァァァッッッ!?」
 桃色光線を受けた紅緒と義経が下半身を抑えながら崩れ落ちた。その表情はこれまでに経験したことのない苦痛を受けたかのように歪んでいた。
 女性器を直接破壊せしめる閃光『まんこ破壊光線』。恐るべき技である。
「紅緒ぉ! 何だ、何が起きてやがる!?」
「よくも義経ちゃんを! 喰らえ『天矢ノ誅罰』ッ!!!」
 混乱するろくろを余所に、仲間を傷つけられ激昂した静御前が弓スキルの奥義を撃ち放った。
 眩い聖光を纏った浄化の矢が直撃するも、ペニスーツマンは構わずに乳首を輝かせた。
「『まんこ破壊光線』」
「あぅ、あ、ギァァァァァァァッッッ!?」
 無情にも炸裂した桃色光線が静御前のまんこを破壊する。
 激痛に顔を引きつらせながら、静御前もまた甲板に膝をつく。
「テメェ……いい加減にしろォッッッ!!!」
 異形の右腕の拳を固く握り締め、ろくろがペニスーツマンの元へと飛び出した。
『星装顕符 』により現出した『ケガレ』の拳が、ペニスーツマンへと叩き込まれる。
「超天変ちんちん見な  強壮にも射精」
「こ、この野郎ォ!!!」
 ペニスーツマンはギンギン勃起させた己の亀頭部をもって、ろくろの拳を真正面から受け止めていた。
「『射精覚醒ドライセン』ッ!」
 ペニスーツマンは徐にスラックスのジッパーを下ろし、露出したちんこから白濁の奔流を放射した。
 精液の濁流を浴びたろくろは、その圧倒的な臭さに意識を闇に葬られた。
「……これは憎悪によって磨かれた我が魂の咆哮」
 勝利の余韻に浸るように、ペニスーツマンが囁いた。