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ペニス―ツマン VS 2016年春アニメキャラ その6

「全身全霊本気の二次元まんこへの愛をぶつけてこい。ちんこでも構わん。幻想の彼岸を飛び越えて羽ばたけやオタク、忌まわしき劣情と共に!」

 

魔法つかいプリキュア』朝日奈みらいと十六夜リコ。
『死に戻り』の青年、ナツキ・スバルと『精霊使い』のハーフエルフ、エミリア。
「晴風」船員の少女達の治療を終えた四人が、ペニスーツマンと相対していた。
「畜生……全員やられちまったのか……」
 苦虫を噛み潰したような面持ちで、スバルが思わず呟いた。
「それでも無傷という訳ではなさそうだよ。それなりの深手は負っていると見てもいいね」
 呑気な調子を崩さずに精霊猫・パックが分析した。
「……まだ死んでいないなら、私が必ず治すわ……治療する時間を稼いでくれた借りがあるんだもの……そのためにも、あの『魔獣』を倒さないと……!」
 エミリアが銀鈴のような声で囁きながら、精霊の光を結集させていく。
「くっさい臭いがプンプンするモフぅ〜〜〜! 鼻が曲がりそうモフぅ〜〜〜!」
 喋るぬいぐるみ・モフルンが涙目で鼻を押さえながら甲板を転げ回る。
「恐ろしい力を感じるわ……あの『ドクロクシー』にも匹敵するかもしれない禍々しい魔力……みらい、最初から全力でいくわよ!」
 秘められし力に圧倒されながらも、リコが戦う覚悟を決めた。
「わたし達は負けない! あなたを倒して、リコとモフルンと一緒に元の世界に帰るんだからっ!」
 真っ向からペニスーツマンを見据えながら、みらいが宣言した。
『『キュアップ・ラパパ!』』
 みらいとリコが魔法の呪文を高らかに唱え始めた。
「「『ダイヤ』! ミラクル・マジカル・ジュエリーレ!」」
 モフルンの胸元にリンクルストーン・ダイヤが装着され、みらい・リコ・モフルンの三人は手を繋ぎながら眩い光を纏っていく。
「二人の奇跡・キュアミラクル!」
「二人の魔法・キュアマジカル!」
「「魔法つかいプリキュアっ!」」
 伝説の魔法つかい『プリキュア』へと変身を遂げた二人が決めポーズと共に名乗りを上げた。
「姿が変わった!? それに、すごいマナ量……」
「コレは『魔導の加護』…… いや、それ以上の力だね。ヒトの身で大したものだよ」
 エミリアが目を白黒させて驚き、パックもまた二人が発する圧倒的なマナを感じ取り感嘆の声を漏らした。
「エミリアたん、それに魔法少女のお二人さん……俺が一瞬、ヤツの注意を引きつける。その隙を狙って攻撃をしてくれ」
 言葉の意図が理解できず困惑している少女達を他所に、スバルはすぅと息を吸い込み
「聞け! 俺は『死に戻……
 瞬間、スバルの主観で、さながら時が止まったかのように風景が静止する。
 音も光もない世界の中、霧状の『漆黒の腕』が眼前に生成され、指一本動かせないスバルの心臓を優しく撫でるように握っていく。
 嗚咽すら許されない空間で激痛を味わいながらも、スバルは内心目論見が成功したことにほくそ笑む。
『死に戻り』の能力を他人に暴露しようとした際に負うペナルティ。
 それにはとある副産物が存在する。
「チンカスぺろぺろぺろぺろ美味しいですって馬鹿かお前はピザでも食えや!」
 突如、ペニスーツマンが亀頭部をスバルへと差し向けた。
 ペナルティを受けた後に、スバルは『魔女の残り香』と呼ばれる臭いを身に付ける。
 スバルは『魔獣』を引き付けるという特性を持つこの臭いを利用し、ペニスーツマンの意識を引き付けたのである。
「させない!『エルヒューマ』ッ!」
 エミリアとパックが突き出した両手から、数多の氷柱の弾丸が放出された。
 ペニスーツマンは身をクネクネと捩りながらら、氷柱の雨を浴び続ける。
「「ハァァァッッッ!!!」」
 スバルが発した『闇の魔法つかい』の如き力に気を取られたものの、意識を切り替えたキュアミラクルキュアマジカルが一足飛びに距離を詰めた。
 圧倒的なパワーを誇る『プリキュア』の拳がペニスーツマンの身体へと叩き込まる。
「……プールで遊び散らして全ての体力を失った」
 瓦礫の山へと突っ込んだペニスーツマンが、憔悴した様子で立ち上がる。
 12人もの『異世界人』達との激闘は、確実にペニスーツマンを消耗させていた。
『チンポチンポセイヤセイヤ! チンポチンポセイヤセイヤ!』
 ペニスーツマンの股間から野太い漢の掛け声のような呪文?が轟いた。スラックスの社会の窓口から覗く逸物には、桃色に輝く『賢者の石』が埋め込まれていた。
「『エクスプロージョン』、ナーウ」
 指輪を股間にかざし、ペニスーツマンが魔法を撃ち放つ。
 ウィザードの世界で習得した『指輪の魔法』を用いてペニスーツマンが反撃に出た。
「気をつけろっ! アイツは『魔法』も使ってくるんだ!」
 スバルの警告に、エミリアと二人の『プリキュア』が静かに頷いた。
「任せてっ!『リンクル・ムーンストーン』!」
「パック! お願い!」
 キュアマジカルが月のリンクルストーンの銀魔法をもって満月型のバリアを出現させ
 パックが雪の結晶の如き障壁を展開した。
 ペニスーツマンの『指輪の魔法』は、二人の防護魔法により完全に防がれる。
「くらいなさいっ! やぁ!」
『精霊使い』の強みは、精霊と術者が攻撃と防御の役割分担を行えるという点にある。
 パックが障壁で攻撃を防いでいる中、エミリアは巨大な氷塊を生成し、ペニスーツマンへと撃ち放った。
「『テレポート』、ナーウ」
 迫り来る氷塊を前にペニスーツマンが瞬間移動の魔法を発動し、空中へと間逃れた。
「逃がさないっ!『リンクル・アメジスト』!」
 キュアミラクルが扉のリンクルストーンを用いた銀魔法を発動させた。
 空中のペニスーツマンは光の扉に捕らえられ、元いた場所に転送される。
 瞬間移動の魔法に同系統の魔法で返されたペニスーツマンは、困惑の中で巨大な氷塊に押し潰された。
「あなた、氷の魔法が使えるのね?」
「えぇ、そうだけど……?」
「なら、力を合わせましょう! 同時に行くわよ!」
 キュアマジカルの言葉に数瞬ぽかんとなっていたエミリアだが、その意図を察した後に力強く頷いた。
「『リンクル・アクアマリン』!」
「『アルヒューマ』!」
 氷のリンクルストーンを用いた銀魔法と氷系統における最上級の呪文がペニスーツマンに浴びせられた。
「……涼し過ぎて凍え死んでる」
 氷塊から何とか這い出た矢先に二つの氷結魔法を喰らい、ペニスーツマンはなす術もなく氷漬けにされていく。
「IN MY DREAM……臭いオタの魔羅……部屋中に一杯敷き詰めて……」
 辞世の句のような事を呟いた後に、ペニスーツマンは氷像と化した。
「や、やっつけたのかな?」
「まだ、油断はできねぇな。アイツはそれこそ不死身に近いしぶとさなんだ。それこそ、宇宙にでも放り込まない限り、安心はできねぇ……」
 スバルの言葉に、ミラクルとマジカルの二人が顔を合わす。
「わたし達はそういう『魔法』が使えるよ!」
「確かに、浄化しきれるかは自信はないけど、少なくとも宇宙まで追放すれば、危機はなくなるってことよね」
「いやっ!? マジでか!? 本気で言った訳じゃなかったんだけど……それじゃあ一丁、あの猥褻物陳列罪をお星様にしてやってくれ」
 ミラクルとマジカルの言葉に仰天しながらも、スバルが促す。
 二人がリンクルステッキを氷像ペニスーツマンへと差し向けた、その時
「肛門の感覚が完全にバカになってる。何も信じられない」
 突如、ペニスーツマンは氷を溶かし現れた。
 お腹を冷やしてしまったため肛門を気にかけている様子である。
 そして、その全身はぬらぬらとした液体でテカっていた。
「マナ破壊術式か!? 何てことだ……!」
 珍しく焦燥した様子でパックが呟いた。
 ペニスーツマンはウィザードの世界において、『魔法』への耐性を身に付けていた。
 ペニスーツマンは『カウパーバリア』を排出することにより、マジカルとエミリアの氷魔法を内部より打ち破ったのである。
「そんな……それじゃあ、どんな『魔法』も通用しないってこと……?」
 エミリアの漏らした言葉に、ミラクルとマジカルの二人が驚愕する。
 二人の切り札たる金魔法『ダイヤモンド・エターナル』が封じられたという事実に、思考と身体が硬直してしまう。
「スキを見せたな!『まんこ破壊光線』!」
 ペニスーツマンがワイシャツをはだけさせ、乳首より桃色光線を放射した。
 呆気に取られる二人の『プリキュア』に向け、まんこを破壊せしめる怪光線が迫り来る。
「させるかぁッ!!!」
 過去のループで得た経験から攻撃を予測していたスバルが、身を呈して光線を受けた。
「男にゃまんこは付いてねぇんだよ! ざまぁみやがれ馬鹿野郎!」
 下品な事を叫ぶスバルに少女達が複雑な視線を向けている最中、ペニスーツマンの身体が突如消失した。
「な、何だ……?」
「済まなかった」
 物陰より、『影鰐』を宿す男・番場宗介が現れた。
 その姿は、『影鰐』の細胞が広がった影響で、全身が漆黒に染まっていた。
「ある程度は制御できるようにはなったが……目前の者を無差別に食い尽くすという『影鰐』の習性までは変えられなかった。故に、大勢の人がいる状況下では使えなかったのだ」
 番場の足元から伸びる巨大な怪異の影が、ペニスーツマンを丸呑みにし、ガジュリガジュリと咀嚼する。
「い、いや……まさかアンタがこんな切り札を隠し持ってたなんてな……マジでヒビった……こんなにアッサリと喰っちまうなんて……」
 異様な光景に恐怖しながらも、スバルは何とか言葉を紡ぐ。
「『影を喰らう』という特性上、『影鰐』に物理的な頑強さは関係ない。それにしても、慎重を期していたつもりだったが、それまで多くの犠牲者をゴガハァッッッ!?」
 突如、番場が苦悶しながら精液が混じった内容物を嘔吐した。
 足元の『影鰐』も同様に、吐き気を催した様に痙攣した後、ペニスーツマンをペッと吐き出した。
「『スペルマ流星群』」
 ペニスーツマンが静謐な声音で呟いた。
 ペニスーツマンは『影鰐』の腹の中を大量の精液で溢れさせることで、身体を逆流しながら帰還したのである。
「馬鹿……な……」
「世界中のオタクの性欲が暴走して取り返しのつかないことになれや。ヒトモドキで溢れ返れ地球」
 崩れ落ちる番場へ向け、ペニスーツマンが勝ち誇るように宣言する。
 ペニスーツマンと『異世界人』達の激闘は、最終局面を迎える。